お洋服屋さんをやりたい!
オープンして1年半経つJuaですが
始まりは、ただただ
「アフリカンバティックのお洋服屋さんをやりたい!」
という私の気持ちのみでした。
私はものづくりに関しては全くの素人で、
実は自分でお洋服を作ったこともなければ
ミシンさえ持っていません。
初めは既製品を輸入しようかなとも考えて
海外のお洋服について沢山調べたこともありました。
しかし
気に入るデザインがない。
サイズも日本人には大きすぎるかも。
探しても探しても
理想のお洋服は、どこにもない。
だったら、、
作ろうか!?
まさか自分がお洋服を作ることになるなんて
思いもしなかったけれど
そんなきっかけで
私の人生が
少しずつ変わり出したんですよね。
ハジマリは完全なゼロ
さぁ、まずはとにかく
1着目を作ろう。
どんなデザインにしようか?
丈は?袖は?身幅は?
生地の色は?柄は?
いや、そもそも、、
どうやって、作るのー?!
とにかく1番大変だったのは
そのほとんどが「知らないこと」ばかりだったということです。
とにかく探り探り、悩みながら
何が必要で
何が分からなくて
何をしたらいいのか?
何も分からなかった。
知識も人脈ももちろん技術も何もない私は
「作れる人を探そう!」
そう思っても
パターンがひける人
縫製が出来る人
そんな棲み分けがあることも知らなくて
とにかく調べて
足を運んで
知らないお店に突撃訪問したりして(笑)
当時は泣く暇も喜ぶ暇もないぐらい
毎日あちこちを飛び回ってました
ただ突き動かされるように
過ごしていた日々は
毎日が充実して
感動の連続だったと
今振り返るとそう思います。
必死になったその先に
「本当に出来た」
あちこちを訪ねてご縁を頂き
ご協力頂いた工房さん
そのドアを開き
初めての1着を見た時、
そう思ったことを覚えています。
頭の中にあったもの
たくさん見た資料
修正を重ねた試作
回数を経るごとに
徐々にカタチになってきていたもの
だけど
《完成品》の感動たるや
そのどれもに
打ち勝つことは出来ませんでした。
いやきっと、
その過程を本気で取り組んだからこそ
こんなにも感動したのだと思います。
「今までなかったもの」が
「目の前にある」という景色は
私に衝撃を与え、
思わず泣いてしまったほどでした。
なぜなら
私にとってモノは
出来上がっているのが当たり前
作り方を見て作るのが当たり前
だったから。
ルールもなく
正解もなく
やらなくちゃいけないわけじゃない
そんな中
勇気を出して進んだことで
初めての感情と感動に出会うことが出来ました。
このハジマリの1着は
お店としてはサンプルの位置付けになるのですが
今も自分の私物として大切に着ています^^
夢が叶うってこういうことか
いよいよお店をするため
私は次に、Instagramを始めました。
もちろんフォロワーはゼロ
またしても
ゼロからのスタートとなりました。
「何の経歴もない私のお店を、
目に留めてくれる人なんているんだろうか」
そう思う反面
「最高に可愛い子が出来た!」
と心から思えていることが
当時の私を支えてくれましたね。
そして
どんなに想いが詰まっていても
どんなに時間をかけていても
手に取ってもらえなければ
私の夢は、
ここで終わるということ。
私だけじゃなくて
私に力を貸してくれた方
協力、応援してくれた全員の想いを
背負っているということ。
だから
何がなんでも
ここで終わらすわけには
いかないのだ!!
そんな想いで過ごす毎日でした。
もちろん
思うようにいかないことの方が
ほとんどだったんですが
もうがむしゃらだったので
「諦める」なんていう選択肢は
なかったですね(笑)
私に出来ることといえば
コツコツと
真面目に真摯に、
そして自分を信じて頑張ることだけでした。
そしてありがたいことに
ある時から1人、
また1人とご縁が繋がっていって。
その時はもう、
家で1人号泣しました。
一瞬何で泣いてるのか分からないぐらい
突然ぶわーって涙が出てきて
自分でもびっくりしたし
何!?ってなったんですが
しばらくしてから
あ、夢が叶うってこういうことなのかなぁって
実感することが少しづつ増えてきました。
1つの夢が叶ったら、
また次は何をしようかなって
毎回ドキドキして足踏みすることも沢山あるけど
やっぱりわくわくする方に飛び込んでいきたい気持ちもあって
これからも狭間で悩みながら
それでも進んでいけたらいいなって思います。
少しの勇気と好きの気持ちが人生を変える
「ずっと気にいるお洋服がなかったけど、
Juaさんに出会えて本当に良かった」
「久しぶりに、お洋服を買って
テンションが上がりました!」
「着心地最高で、日替わりで毎日着てます♡」
などなど、、
喜びのお声を頂く度本当に幸せになるし
勇気を出してお店を始めて良かったと
心から感じています。
そして中には、
「本当は着たいんだけど、派手かなぁって気になって」
なんてお声も頂戴します。
そんな中で思い出すのは
自分も初めはこのお洋服を着ることに
ドキドキしていたということ。
だからその気持ちはすごくわかる。
だけど
「やってみたい」「着てみたい」
つい後回しになったり
またいつかって
なりがちな自分の気持ちに
答えてあげるって、
すごく素晴らしいことなんだって
気付いたんです。
だから
人目なんて気にせずに
「好き!」を思い切り楽しむ方が増えたらいいなって思うし
そういう世界にしていきたい。
ほんの少しの勇気と好きの気持ちが
人生を変えるぐらい
大きな力になるんだって信じています。
Juaのお洋服が
そんな1歩を踏み出すきっかけになれたら
すごく嬉しいし、
もっともっと、きっかけを与えられるような人になりたいなって思います。
アフリカンバティックワンピースJua
@africanbatik._jua
高品質な生地を厳選して輸入、日本の技術を活かしたお洋服作りをしている。自分の好きに正直に♪そんなわくわくの気持ちを大切に、人生を最高に楽しむ人を増やしたいと思っています。大阪生まれ大阪育ち、趣味は旅行と生地探し